なぜ婚活をサポートする事になったのか本当の話をしましょう -最終話-
どうも、アサイです。
このシリーズもいよいよ最終回です。
私が婚活サポートしようと決めた話です。
前回の記事
さかもっちゃん「アサイさん、お願いがあるんですけど」
何やらいつもより深刻な感じで切り出した。
アサイ「ん??どうした」
さかもっちゃん「僕はアサイさんのアドバイスで以前の僕なら考えられないくらい変わったと自分でも思います。」
アサイ「そうだね。さかもっちゃんは女性に対する姿勢とか話し方が本当に変わったね」
さかもっちゃん「だからなのかは自分でもわからないんですけど、女性と二人で会うことが格段に増えたんですね。あまり重く考えずにまずは仲良くなることに徹して、変な警戒をされなくなった気がするんです。」
アサイ「おーすごいね。さかもっちゃんはそもそもいい人が全面に出てるから話し方と話す内容をちょっと変えるだけで女性も安心して話せるんだよー」
さかもっちゃん「実はですね、最近地域のスポーツコミュニティで知り合った子がいまして。話をしている内に、この人すごくいいかもって思うようになってきて。。。」
アサイ「・・・好きになったんだね^^」
さかもっちゃん「はい・・・そうみたいなんです。すごい綺麗な人にも会ったりしてきたんですけど、好きにはならなかったんです。もちろん、僕なんかを好きになってくれた人もいなかったと思いますけど。でも、その子だけはなんというか・・・うまく言い表せないんですけど・・・」
アサイ「理屈抜きで好きなんだね^^」
さかもっちゃん「はい!」
さかもっちゃん、すげーいい笑顔してるな。
本当に好きな人が出来たみたいで本当によかった^^
さかもっちゃん「それで、来週なんですけど二人で出かける約束をしまして。」
アサイ「え??もうそんな話になってるの??」
さかもっちゃん「いや!まだ付き合えるかどうかなんて全然わからないですよ!わからないんですけど、僕はどうにか付き合えるようになりたくて。思い切って誘ってみたんです。そしたらOKしてくれたんです!」
アサイ「さかもっちゃん、普通に女性を誘えるようになったんだね^^俺にできることならなんでもするよ♫」
さかもっちゃん「何を着て行けばいいのか、どこに出かけたらいいのか・・・アイデアをください!!!」
アサイ「いいよ^^」
以前とは、比べ物にならないくらい女性にも積極的になったさかもっちゃん。
私のアドバイスを忠実に守って、実践してきた結果だと思った。
何も疑わずに素直に今の自分を変えたい一心で。
そんなさかもっちゃんの為に出来ることは全てやろうって決めた。
アサイ「じゃ、早速明日休みだから服見に行こう。」
前日に予算を決めて、さかもっちゃんが似合いそうな服のあるお店を選んでおいた。
お店が開店する11時に待ち合わせをしていたけど、道が空いてて予定よりもだいぶ早く着いた。
「コンコン」と車の窓を叩く音。
さかもっちゃん「アサイさん、おはようございます!」
アサイ「早いねー」
さかもっちゃん「当然ですよ!協力してもらうのに遅れて来るわけには行かないですから!」
さかもっちゃんは今時珍しく、本当に律儀で義理堅い。
アサイ「まだお店開かないから、車の中で待ってよう」
アサイ「さかもっちゃんさ、そういえばデートする子の写真とかある?」
さかもっちゃん「いや、まだ一緒に撮ったやつは無いんですよー。でもなんでですか?」
アサイ「いや、写真があれば普段どんな服選ぶ子なのかわかるから、さかもっちゃんの服選びの参考になるなーと思ってね」
さかもっちゃん「はぁ?そうなんですか?」
アサイ「さかもっちゃんはどんな服着て行こうとか考えてた??」
さかもっちゃん「もう夏だし、Tシャツとジーンズかなと」
アサイ「うーん・・・・その子はさかもっちゃんの普段着で会ったことある?」
さかもっちゃん「いや、無いですね。いつも会うのは運動する時に会うから、ジャージとかですね」
アサイ「お!そうなんだ!じゃ、あの謎のTシャツは見てないんだね!」
さかもっちゃん「最初、あれを着て行こうと思ってたんです。」
謎のTシャツがこれ ↓
アディドックスって。。。。。
アサイ「さかもっちゃん、あのTシャツだけはデートに着て行かないように。」
さかもっちゃん「ダメですか!?」
おいおい、本気で聞いてるよ・・・・。
アサイ「じゃ、さかもっちゃん。まずは靴を選ぼう。」
さかもっちゃん「え??服じゃないんですか?」
アサイ「うん。俺はトータルでコーディネートする時は、絶対靴から選ぶんだ。」
さかもっちゃん「なんか理由あるんですか?」
アサイ「ただ、デートっていってもどこに行くのかによって靴を変える必要があるんだよ。例えばだけど、ドレスコードのあるお店を自分で予約しておいて、スニーカーでデートに行く男ってのはどう思う??」
さかもっちゃん「あぁ・・・それはダメですね。。。」
アサイ「でしょ。一緒にいる女性に恥かかせるようだとその時点で次は無いよね。服を選ぶ基準が、相手に良く見られたいだけって若いうちは許されるけど、30過ぎてTPOも考えないようだと、ダメでしょ。しかも相手の女性は服のこと、結構詳しいんだよね?そうならやっぱり最初は大事だね。」
既にデートプランは私が2つ用意してあって、どちらでも大丈夫なようにカジュアルになり過ぎない靴を選んだ。
さかもっちゃん「アサイさん、そういえばデートのプランって考えてくれたんですか?」
アサイ「うん。昨日台本作ったよ。2パターンね。」
さかもっちゃん「2パターン?すごい!教えてくださいよ!」
アサイ「服選んだらね^^2パターンのどちらかを選んでもいいし、いいとこ取りでも大丈夫なようにしてあるから。」
アサイ「じゃ、さかもっちゃんはここにいて」
さかもっちゃん「え??自分でも選ぶんじゃないんですか?」
お店の人に言って、試着室を一つ占領させてもらった。
アサイ「デートプラン知らないから選びようがないでしょ^^俺が何パターンか持ってくるから気に入ったの教えて」
さかもっちゃん「わかりました!」
アサイ「さかもっちゃん、これ着てみて」
さかもっちゃん「え!!これですか??」
私が選んだのは、綺麗なピンクのシャツと白いパンツにベージュのハイカットのスウェードの靴。
アサイ「さかもっちゃんは、日焼けしてるから濃い色を着てしまうと、確実に日本から離れて、タイあたりの人になってしまうんだよ。だからやり過ぎって思うくらいの爽やかな色を使うことで、育ちの良い「いいとこの息子感」を出した方が絶対に女性には好感を持たれる。変に格好つけた感じの服を着ても、着られてる感が半端なく出てしまうんだ。」
さかもっちゃん「アサイさん、絶対自分じゃ選ばないですよ!でも、着てみたらなんか今までの自分と違う感じで、自信が出ますね!!」
アサイ「単純だな・・・・。それがさかもっちゃんの良いとこだけど」
さかもっちゃん 「アサイさん、服選び付き合ってもらってありがとうございます!今後の為に服の選び方や自分に似合う色も教えてもらったので、服選ぶの面倒でしかなかったけど、楽しくなりましたよ!」
アサイ「よかったよ。興味を持つことが大切だからね。家で着るのは止めないけど、もうデートにアディドックスのTシャツを着てこうとは思わないでね笑」
さかもっちゃん「そうですね!アサイさん、ついでと言ってはなんですが。。。」
アサイ「ん??どうした??」
さかもっちゃん「髪型も相談してもいいですか??今日って時間まだありますか?」
アサイ「大丈夫だよ、今日はさかもっちゃんとの予定しか無いから。髪型ね、ちょっと待ってね。」
私のずっと担当していただいてる美容師の方に連絡を取り、何時でも構わないから髪を切って欲しいとお願いしたところ、雑誌の撮影で外出中なので夜ならお店に戻るからとその日のうちに切ってもらえることになった。
さかもっちゃん「アサイさんって、確かいつも表参道のお店に行ってるんですよね?」
アサイ「そうだよ、もう7年くらい同じ人だね。」
さかもっちゃん「その人って女性ですか??」
アサイ「そうだよ、俺は男性に髪触られるのが気持ち悪くて男性の美容師は絶対無理だね。それにね、女性目線で切ってもらった方が女性受けがわかるから良いんだよ」
さかもっちゃん「なるほど!!というか、僕は美容室に行くのが人生初なんですけど大丈夫ですかね??」
アサイ「殺されたりしないから安心して」
さかもっちゃん「アサイさん、いつもこんなおしゃれなお店で切ってるんですか??」
アサイ「オシャレというか、落ち着くお店だしシャンプーの時は個室でベッドに寝て流してもらえるから好きなんだよ。何より担当してもらってる美容師の方が前にいた美容室で知り合って、独立してこのお店を出したから来てるだけだね。美容室はお店じゃなくて、美容師の方で選ぶからね」
お店で少し待っていると、美容師さん登場!
さかもっちゃん・・・・また固まってる・・・・。
美容師さん「アサイさん、お待たせ♫」
アサイ「急遽、無理言ってすみません。」
美容師さん「いえいえ、アサイさんの頼みなので頑張りますよ♫」
見た目は綺麗なんだけど、かなり男前な女性でとても話をしやすい。しかも技術は間違いないし、少し広くなってきたさかもっちゃんのおでこもうまく全体のバランスを考えてくれるだろうとお願いした。
さかもっちゃんは髪を切っている間、終始笑顔で楽しそうにしていた。
美容師さん「アサイさん、終わったんですけど彼がアサイさんにも確認してもらいたいんですって笑 どんだけ信頼されてるんですか笑」
アサイ「おぉ〜!さすがですね!清潔感が出てちょっと大人な感じにできてますね! しかも、この感じってセットもしやすいようにしたんですね!」
美容師さん「そうなんです、彼は自分あまりセットとかしないって言ってたので、簡単だけどセットができるようにやり方も教えてありますよ」
アサイ「さすがですね!さかもっちゃんのこの笑顔見れば気に入ってるかは聞かなくても大丈夫だね」
夕飯を一緒に食べながら、さかもっちゃんにデートプランを見せた。
さかもっちゃん 「アサイさん、何ですか!これ!絶対こんなデート考えつかないですよ!!横浜行きます!!あまり行ったことないですけど、僕にはこれ以上のデートプランは考えつかないですから!!」
アサイ「ほんと??良かった♩さかもっちゃんが楽しそうに出来ないデートプランは意味がないからね。」
さかもっちゃん「え??どうしてですか?彼女に喜んでもらう為のデートじゃないんですか??」
アサイ「もちろん、彼女に喜んでもらう為のデートなんだけど、さかもっちゃんが楽しそうにしてなければ、彼女も楽しくはならないからね。」
さかもっちゃん「そういうもんなんですかね??でもアサイさんの考えるデートだからお洒落感満載のデートかと思ったら、結構庶民的な部分が多いですね!安心しました!」
アサイ「最初のデートにやたらお洒落感満載にしても、疲れるだけだよ。それにさかもっちゃんのキャラじゃないでしょ?笑」
さかもっちゃん「確かに!」